後輩に、裏アカ女子がバレまして(ababari)

後輩に、裏アカ女子がバレまして(ababari)

後輩に、裏アカ女子がバレまして(ababari)ネタバレ・あらすじ・感想

昼間はきちんとしたオフィスで働く会社員。けれど夜になると、彼女はまったく別の顔を持つ。小野町まひる。オンラインの世界では「まよなか」という名前で知られる存在だ。はじめは、ほんの出来心のような投稿だった。匿名という安心感に背中を押され、少し刺激的なひとことを綴る――それだけのアカウント。しかし、反応は想像以上だった。通知は鳴り止まず、フォロワーは日を追うごとに増え続ける。寄せられる共感や称賛、熱のこもったメッセージ。数字が伸びるたびに、彼女の内側で何かが変わっていく。“もっと求められたい”“もっと見てほしい”言葉だけだった発信は、やがて写真へ。写真は次第に大胆さを増し、隠していたはずの一線を越えていく。画面越しに視線を集めることが、彼女にとって抗いがたい快感へと変わっていった。オフィスで淡々と書類を処理する昼の顔。カメラの前で自らをさらけ出す夜の顔。ふたつの世界を行き来する彼女は、承認欲求と背徳感の狭間で揺れながら、“見られること”の意味を少しずつ塗り替えていく――。現実と匿名性が交差する現代的ドラマ。一人の女性が、反応という名の熱に導かれ、境界線を踏み越えていく過程を描いた物語。
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