オレンジの向日葵~我が子のように育てた男の子に抱かれてしまいました~(星なつめ)

オレンジの向日葵~我が子のように育てた男の子に抱かれてしまいました~(星なつめ)

オレンジの向日葵~我が子のように育てた男の子に抱かれてしまいました~(星なつめ)あらすじ・感想

もう限界抑えていた気持ちが、静かに溢れ出す。戸籍上では「叔母と甥」。けれどその実態は、どこにも分類できない曖昧な関係。真澄は、幼い頃に両親を亡くした斗真を10年前に引き取り、それ以来、二人だけで寄り添いながら生きてきた。法的には保護者、でも血のつながり以上の距離感を、どこかで互いに意識しながら。斗真にとって真澄は、ただの「家族」ではなかった。思春期を越えてなお心の中で膨らみ続けた想いは、いつしか理性の境界をぼやかしていく。そんなある夜。仕事で遅くなった真澄を迎えに、斗真は終電の駅へ向かう。いつものように、何気ない夜のはずだった。だが、ホームに滑り込んできた電車の中で、斗真の視界に飛び込んできたのは、想像すらしたくなかった光景だった。電車の車内で、見知らぬ男に無遠慮に体を触られている真澄。その姿は、あまりに無防備で、あまりに衝撃的で抑えていた感情の堤防が、その瞬間、音を立てて崩れていく。
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