夜な夜なふたりはわるいこと(きいろいたまご) 夜な夜なふたりはわるいこと(きいろいたまご)ネタバレ・あらすじ・感想
秘密の再会と、甘い夜の予感。久しぶりに顔を合わせたのは、血のつながりを持ちながらも、どこか距離のあったふたり――小遥(こはる)と啓人(けいと)。親の事情で始まった、たった一週間の同居生活。だけど、その短い時間が、ふたりの関係を静かに変えていく。思春期の背伸び心が、ふとしたいたずらを生む。大人の味に憧れて手にしたのは、冷蔵庫の奥にあった、柚子が香るリキュール。誰にも見つからないように、こっそりグラスを重ねたその夜――ほんのり火照る頬、少し緩んだ言葉、そして無意識に越えてしまう境界線。「……いとこってさ、どこまでが普通なんだろう?」無邪気と好奇心が交差する夜。許されるわけじゃない。でも、止めたくない。そんな揺らぎが、静かに、でも確かに胸の奥をかき乱していく。