祠を壊しただけなのに ~蛇神様に奥までぐっぽり愛でられて~(らん千夜)

祠を壊しただけなのに ~蛇神様に奥までぐっぽり愛でられて~(らん千夜)

祠を壊しただけなのに ~蛇神様に奥までぐっぽり愛でられて~(らん千夜)ネタバレ・あらすじ・感想

平凡な日常を送っていた女子大学生・一花。ある夜、彼女は大学の友人たちに誘われ、軽いノリで肝試しへ出かけることになる。向かった先は、地元で“何かが起こる”と噂される古びた祠。しかし、実際に目の前に現れたそれは想像よりもずっと小さく、拍子抜けするほど簡素なものだった。期待していたような不気味さもなく、場の空気は一気に緩んでしまう。冗談半分で騒いでいた男子学生のひとりが、軽率にもその祠を足で蹴り、壊してしまった。突然の出来事に青ざめたのは、もともと怖がりな一花だった。彼女は慌てて壊れた祠を元に戻し、せめてもの償いのつもりで丁寧に整え直す。その場ではただの悪ふざけとして終わったはずの出来事。だが、その翌晩から状況は一変する。肝試しに参加していた友人たちの身に、次々と不可解な出来事が起こり始めたのだ。まるで見えない何かに狙われているかのように、彼らは一人、また一人と命を落としていく。しかも、その方法はすべて同じ 誰かに首を締めつけられたかのような痕跡を残して。偶然とは思えない連続する出来事。あの夜、壊してしまった祠と何か関係があるのだろうか。恐怖に震えながら、一花は次第に“あの夜の出来事”の重さに気づき始める。軽い気持ちで踏み込んだ肝試しが、やがて逃れられない恐怖へと変わっていく。
Copy Protected by Chetan's WP-Copyprotect.