私のくまくん~テディベアときどき猛獣彼氏~(玉姫なお) 私のくまくん~テディベアときどき猛獣彼氏~(玉姫なお)あらすじ・感想
甘やかしと本能、ふたりの愛が交わる場所。週末に火照る、ふたりだけのルール。詩織と由二は、つい最近一緒に暮らし始めたばかりのカップル。恋人としても、同居人としても、まだ新鮮でドキドキする毎日。お互いに忙しいながらも、支え合い、微笑み合う穏やかな日常を大切にしている。でも、そんなふたりにはある秘密の約束がある。それは??「平日はゆっくりと、週末は思いきり」平日は、仕事に疲れた詩織を気遣って、やさしくて癒される甘い愛し合い方を。そして数週間に一度訪れる特別なデートの日には、由二の欲望が主導する、濃密で激しいひとときを。そう、これはお互いのバランスを大切にした「ふたりだけのルール」。愛し合い、思いやるからこそ生まれた、心も身体も満たすリズム。ある平日の夜。心地よくぬるま湯に包まれるような、ゆったりしたスキンシップに酔いしれる詩織。やさしく触れて、そっと名前を呼び合って。満たされて眠る、そんな日々。ところが、今夜は違う。それは、待ちに待った“特別な日”。由二が心の奥にしまっていた情熱が、今日だけは遠慮なくあふれ出す。熱を帯びたキス、求めるままに繰り返される深い結びつき。愛が強すぎて、快感が止まらない。詩織は、優しいだけじゃない「彼のすべて」に、もう身をゆだねるしかない――。理性を越えた快楽の嵐の中で、詩織の奥に、奥に…愛が届いていく。汗ばむ肌と、ぶつかり合う息づかい。恋人たちの“ルール”の裏側には、深い信頼と、溢れる愛情があった。