
乳首開発サロンへようこそ(えろはむ)ネタバレ・あらすじ・感想
自分をもっと知るために――「感じること」に戸惑う20歳の琴葉が選んだ、新たな一歩。恋人との親密な時間において、どうしても「胸元への愛撫」にぎこちなさを覚えてしまう琴葉。彼の手が触れるたび、心のどこかに抵抗感が残る──。このままでは彼に十分な愛情を返せないのでは、と不安にかられた琴葉は、自らの“感度”と向き合うことを決意する。そんな彼女が見つけたのは、「女性専任スタッフによる安心のボディタッチ指導サロン」。「初心者でもリラックスして受けられる」という丁寧な案内に背中を押され、予約を入れる琴葉。扉の向こうで彼女を迎えたのは、穏やかで包み込むような雰囲気の女性施術士だった。最初は緊張していた琴葉も、施術士の柔らかな手と優しい声が、次第に不安をほどいていく。触れられる感覚に意識を向けるうち、自分でも知らなかった繊細な感受性が、ゆっくりと目覚めはじめる――。それは、単なる“性感”ではない。自分自身の身体を知ること。そして、パートナーともっと深くつながるための、静かで確かなステップだった。