転生モブはBLゲーの世界でハメられ攻略されました!?(7)【転生編】(大庭アキル) 転生モブはBLゲーの世界でハメられ攻略されました!?(7)【転生編】(大庭アキル)ネタバレ・あらすじ・感想
18歳の誕生日――その日を境に、帝央(テオドア)の世界は一変する。胸の奥に突然よみがえったのは、“前世”の記憶。そして、どんな時も隣にいたはずの、たったひとりの存在――莉杏という名の最愛の人。けれど今世に、彼の姿はない。確かなのは、忘れられない感情だけ。面影も、声も、温度も、記憶は鮮明なのに、現実にはどこにも見当たらない。それでも帝央は探し続ける。あれが幻想であろうと、夢の残滓であろうと関係ない。彼にとっては“真実”だからだ。そんな中、偶然見つけた一本のBLゲーム。舞台は――彼の前世そのもの。設定も、時代背景も、人物相関図さえも、あまりに酷似している。もしやこれは、ただの創作ではないのではないか。それとも、自分の記憶のほうが作り物なのか。ゲームの中に描かれた“物語”と、自分の“記憶”。交錯する二つの世界を手がかりに、帝央は莉杏の痕跡を追いはじめる。幻でもいい。錯覚でも構わない。ただもう一度、あの人に触れたい。前世の愛を抱えたまま現世を生きる攻めの執念と純情。存在証明のように、愛を探し続ける物語。これは、「思い出した」ことから始まる再会譚。