家庭教師なんていらない(屋号) 家庭教師なんていらない(屋号)ネタバレ・あらすじ・感想
順風満帆な日々を過ごしていた葵。優しくて愛らしい恋人に囲まれ、何ひとつ不自由のない“幸せのピーク”にいたはずだった。そんな彼の前に現れたのは、新たに雇われた家庭教師・隼人。学業にまったく興味を持てない葵にとって、勉強を強要してくる存在でしかない隼人は、当然ながら気に入るはずもなく、反発心むき出しの態度を取り続ける。一方の隼人もまた、素直にならない葵に頭を悩ませながらも、どこか冷静に距離を測っていた。しかしその内面には、決して表に出すことのない、歪んだ嗜好が潜んでいる。他人の関係に介入し、静かに崩していく――そんな危うい欲望を抱えた隼人と、無防備なまま幸せに浸る葵。交わるはずのなかった二人の関係は、やがて少しずつ形を変え、穏やかな日常に見えない亀裂を生み出していく。