ザクロ症候群(黒川おとぎ) ザクロ症候群(黒川おとぎ)ネタバレ・あらすじ・感想
学園放送部の才女・言の葉桜(ことのは さくら)は、卓越した朗読能力を持つ女子高生。しかしその「才能」は、ある特殊な症状を引き起こす。言葉に感情を乗せるたび、彼女の中に抑えがたい衝動が湧き上がり、理性を手放してしまうのだ。それは《ザクロ症候群》と呼ばれる謎の感染性症状――強烈な興奮状態に陥ることで理性を失い、発作的な行動に出てしまうという奇病だった。朗読や演技など「表現の才能」を持つ者ほど症状は顕著に現れ、次々と他の女生徒たちにも同じ発作が広がっていく。感染は密かに進行し、学校は騒然となる中、唯一の希望となるのが、偶然この症候群に対する「完全な抗体」を持っていた男子生徒・周防。彼は、自身の身体を使って発作を鎮められる唯一の存在として、次々と現れる発症者たちと向き合っていく――彼女たちの苦しみを癒し、その情動を受け止めるために。豊かな体つきと高い感受性を併せ持つ少女たち、そして「心を読まれる」ような朗読で発作を誘発する桜。この前代未聞の事態を、果たして彼は乗り越えられるのか?大胆なテーマをユーモラスかつドラマティックに描く“官能パニック劇”がここに開幕。シナリオも演出もスケールアップを果たした、黒川おとぎによる話題作!