どうせ死ぬから、好きにして(夜な夜な)

どうせ死ぬから、好きにして(夜な夜な)

どうせ死ぬから、好きにして(夜な夜な)ネタバレ・あらすじ・感想

SNSを通じて知り合った二人の男女、木坂と虫原。互いに人生に行き詰まりを感じ、誰にも打ち明けられない思いを抱えたまま、人気のない樹海で顔を合わせることになる。静まり返った森の中。会話もなく、ただ重たい空気だけが流れる。もうこれ以上、語ることなどない――そう思っていた矢先、木坂がぽつりと胸の内を漏らす。「こんな人生だったのに……俺、結局なにも経験しないまま終わるのか」あまりにも率直で、不器用な本音。それを聞いた虫原は、しばらく黙ったあと、思いがけない行動に出る。どうせここまで来たのなら、最後くらい、互いに隠してきた本心をさらけ出してみないか――。絶望の淵で出会った二人が、誰にも見せたことのない弱さと欲望を打ち明け合う、閉ざされた森の中で始まる、危うくも奇妙な一夜の物語。
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