友情崩壊乙女。~ずっと一緒にいたいので、幼なじみ3人でシちゃいました。~(山本ともみつ) 友情崩壊乙女。~ずっと一緒にいたいので、幼なじみ3人でシちゃいました。~(山本ともみつ)ネタバレ・あらすじ・感想
幼なじみ3人、友情の境界線が音を立てて崩れるとき――るいはどこにでもいる普通の女の子。隣の家に住む同級生、郁(いく)と宗磨(そうま)とは、小さな頃からずっと一緒に成長してきた幼なじみだ。三人の家庭は隣り合わせで、両親同士も昔から仲が良く、自然と彼らも“家族のような関係”を築いていった。幼少期、いじめの標的になっていたるいを、まるで本当の兄のように庇い、守ってくれたのも郁と宗磨だった。そんなふたりは大学でも女子人気が非常に高く、周囲の視線やアプローチに日々疲弊しているようだった。ある日、るいは女子たちの噂話から、郁と宗磨にはすでに恋人がいるらしいという話を耳にする。「ずっと一緒にいよう」――かつて子供の頃に交わしたその約束なんて、今やただの思い出にすぎないのかもしれない。そう感じたるいは、ふたりとの距離を少し置こうと決意し、同じ大学の男子からのデートの誘いに応じようとする。しかし、その動きを察知した郁と宗磨が突然現れ、彼女の行動を強引に制止する。他の男と一緒にいることを許せないという彼らの態度に困惑したるいは、自分はただ、ふたりの恋を邪魔したくなかったのだと素直に打ち明ける。その瞬間――郁と宗磨は、今まで一切口にしてこなかった本音を明かす。「子供の頃から好きだったのは、お前だけだ」「他の女と付き合ったのは、全部“友達のままでいたい”っていうお前の望みを叶えるためだった」それは、るいにとって信じがたい告白だった。ずっと当たり前のように隣にいてくれた彼らが、自分を“異性”として見ていたなんて――。心を揺さぶられたるいは、否応なくふたりを“男”として意識しはじめる。その変化に気づいた郁と宗磨は、それまでの“幼なじみ”という仮面を脱ぎ捨て、彼女に真っ直ぐな欲望をぶつけてくる。手を伸ばし、肌に触れ、言葉ではなく体温で想いを伝えるふたり。ついに崩れた三人のバランスは、もう元には戻らない。甘く熱を帯びた夜。友情という名の境界線を越えた先で、三人は絡み合うようにひとつになっていく――。