タチとネコどっちがイイの?~汁だくエッチなみつどもえ~(名原しょうこ) タチとネコどっちがイイの?~汁だくエッチなみつどもえ~(名原しょうこ)ネタバレ・あらすじ・感想
幼なじみから何気なく投げかけられた一言――「実際に試してみたら、案外ハマるかもよ?」その質問の内容は、頼がこれまで深く考えたこともなかった“タチかネコか”という話題。興味なんてない、と即座に否定したはずなのに、軽い冗談の延長のような流れで距離は一気に縮まり、気づけば逃げ場のない状況へ。戸惑いと照れ、そして抗いきれない好奇心。触れられるたびに思考はかき乱され、前も後ろも境界が溶けるように熱を帯びていく。「知らないままでいい」と思っていたはずの領域に、幼なじみは遠慮なく踏み込み、頼自身もまた、初めての感覚に身体を委ねてしまう。経験ゼロのはずだった価値観が、実体験によって塗り替えられていく瞬間。幼なじみという安心感と、そこから一線を越える背徳感が交錯し、拒否していたはずの世界が、いつの間にか“選択肢”へと変わっていく――。これは、興味がなかったはずの自分を、実践によって暴かれていく物語。無自覚だった欲求と、新しい扉が静かに、しかし確実に開いていく。