結婚詐欺が成功したのか失敗したのか判定お願いいたします(ありま)

結婚詐欺が成功したのか失敗したのか判定お願いいたします(ありま)

結婚詐欺が成功したのか失敗したのか判定お願いいたします(ありま)ネタバレ・あらすじ・感想

『虹色の婚約石と淫魔ネネの偽りの恋』闇の領域――魔界。その片隅で目立たぬよう、つつましく日々を過ごしていた淫魔の少女・ネネ(19歳)。彼女の平穏な暮らしは、ある日を境に突然終わりを告げる。姉からの命令は非情だった。「人間界に降り立ち、恋愛感情を偽って宝石を奪ってこい」――そう、“結婚詐欺”を命じられたのだ。ターゲットは、とある貴族的な血筋を持つ一族の青年。その一族は、地上でも極めて希少とされる「虹色の翡翠」を代々管理しており、その宝石はほとんど市販されることがないという。だがある風聞がネネの姉の耳に届いた。曰く――「その家系の者は、婚約の証として虹色翡翠を贈る習わしがある」と。つまり、ネネの任務はただひとつ。婚約を装ってその翡翠を手に入れ、魔界へ持ち帰ること。成功すれば自由。しかし失敗すれば、ネネが最も苦手とする凶悪な魔族との強制お見合いという最悪の罰が待っている。泣き言も許されず、人間界へと強制転送されたネネ。降り立って早々、彼女はトラブルに巻き込まれ絶体絶命の危機に陥る――だがその窮地を救ったのは、よりにもよって今回の標的となる青年、クルトだった。ネネは思う。「この人を騙さなければ、私は帰れない――けれど、どうして心がこんなに痛むの…?」策略と恋心の狭間で揺れ動く淫魔ネネの、嘘から始まるラブファンタジーが、今、幕を開ける。
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