刺青ピアスの透真さんは私の事を駄目にしたい2(柚木マチ) 刺青ピアスの透真さんは私の事を駄目にしたい2(柚木マチ)あらすじ・感想
遠距離のはじまりと、沈黙の数日。動き出した「想い」の行方。オフラインで初めて顔を合わせた日、互いの気持ちを確かめ合い、晴れて恋人同士となった深月と透真。だが、幸福な余韻に浸る間もなく、透真に急な仕事の予定が入り、ふたりは名残惜しくも、それぞれの生活に戻ることとなった。こうして、遠く離れての恋がスタートする。けれど透真は、毎日の連絡も、月に一度のデートも欠かさない誠実な人だった。深月の心に不安はなかった。信頼が、距離を埋めていたからだ。ところがある日、彼からの連絡がぷつりと途絶える。一日、また一日と過ぎても、メッセージは届かない。「何かあったのかな」心配を胸に、深月が自らスマホを手に取ったその瞬間。画面に表示されたのは、透真から届いた、たった一行のメッセージだった。『会いたい』無音だった時間を破るように届いたその言葉が、静かに、けれど強く深月の心を揺らす。