このままじゃ私たち、親友らしくいられない(ネコピ・ザ・キャット)

このままじゃ私たち、親友らしくいられない(ネコピ・ザ・キャット)

このままじゃ私たち、親友らしくいられない(ネコピ・ザ・キャット)ネタバレ・あらすじ・感想

突然、決まっていたルームシェアの話が白紙になった。住む場所も、先の予定も宙ぶらりん。どうすればいいのか分からず立ち尽くしていた、その時??「じゃあさ、俺んち来ればいいじゃん」そう言ったのは北沢だった。「友達でしょ。困ったときは助け合い」「次の当てが見つかるまででいいからさ」軽い口調。深く考えていないようで、でも自然。北沢は、整った顔立ちのわりに何事も成り行き任せな男だ。初めて会った日から妙に波長が合って、学生時代も、卒業してからも、近すぎず遠すぎず??恋人でも家族でもない、“親友”という距離が、私には心地よかった。だからこれは同棲じゃない。あくまで同居。部屋は別、生活も別。今まで通りの関係のまま、ほどよい距離を守って暮らすだけ。……そう思っていた。友達のままでいられる。そう、信じていた。でも。同じ屋根の下で過ごす時間。何気ない視線、無防備な仕草、夜の静けさ。積み重なる「今まで知らなかった北沢」に、少しずつ、確実に、心が揺らいでいく。これは、ただの同居生活?それとも??もう戻れない境界線の、始まり?
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