感覚共有プログラム(苦し紛れ)

感覚共有プログラム(苦し紛れ)

感覚共有プログラム(苦し紛れ)ネタバレ・あらすじ・感想

近未来の感覚共有システム「リンクフィール」。これは、ペアリングした二人の知覚を一時的に接続し、互いの五感や身体感覚をリアルタイムで共有できるという革新的な技術だ。実用化に向けた検証段階にあり、学生を対象とした実験も行われている。そのテストに選ばれたのが、同じクラスに通う高久と山下。決められた時間だけ互いの感覚を同期させるという生活を送りながら、二人は“自分ではない誰かの感覚”を体験するという不思議な日常に慣れていく。ところがある日、予期せぬシステムエラーが発生。本来なら時間制限で解除されるはずのリンクが切れなくなり、二人は感覚を共有したまま過ごさざるを得ない状況に陥ってしまう。そんなある夜。山下がひとりで性的な行為を始めたことで、共有状態の高久にもその感覚が伝わってしまう。思いがけず互いの身体反応をリアルタイムで感じ取る状況に戸惑いながらも、二人は好奇心に突き動かされる。「だったら、同時にやってみるか」こうして始まったのは、感覚を完全に共有したまま行う前代未聞の体験。自分の感覚と相手の感覚が重なり合う中で、境界が曖昧になっていく身体と意識。予測不能なリンク状態の中、二人はこれまで知らなかった感覚の世界へと足を踏み入れていく――。
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