辺境伯騎士の執着婚(シシカカ) 辺境伯騎士の執着婚(シシカカ)ネタバレ・あらすじ・感想
王位継承から外れた存在として、どこか気ままに生きてきたアルタニア王国第一王子・ジークハルト。長年続いていた幼馴染との婚約が白紙となったことで、彼は辺境を治める名門ローエンシュタイン家へ嫁ぐことになる。相手は“第五騎士団”を率いる若き辺境伯、ローエンシュタイン。冷徹かつ苛烈と噂される騎士との政略結婚に身構えていたジークハルトだったが、屋敷へ到着しても肝心の当主は姿を見せない。歓迎されていないのだろう――。そう都合よく解釈したジークハルトは、肩の力を抜きながら辺境での新生活を満喫し始める。だが、その夜。静まり返った寝室に現れたのは、まさに不在だったはずのローエンシュタイン本人だった。突然押し倒され、逃げ場を奪われるジークハルト。さらに彼の身体から漂う甘く妖しい香りに理性を乱され、熱を帯びた身体は思うように力が入らなくなっていく。混乱の中で耳元に落とされたのは、長年秘め続けてきた執着を滲ませる一言――。「ようやく、お前を手に入れた」10年もの想いを抱え続けてきた一途で危険な騎士と、流されやすくどこか呑気な王子。政略結婚から始まるはずだった関係は、独占欲と執愛が絡み合う濃密な運命へと変わっていく――。