完全なる一族 楽園の箱(おやすみ毛布) 完全なる一族 楽園の箱<2>(おやすみ毛布)ネタバレ・あらすじ・感想
かつて故郷を捨て、危険と隣り合わせの裏社会で生き延びてきたミオ。そんな彼の前に再び現れたのは、“魂の半身”とまで言い切るほど異常な執着を向け続ける兄・セカイだった。逃げ場のない閉鎖空間に拘束され、精神を蕩かす謎の薬《楽園》を投与されるミオ。快楽によって思考を奪われ、兄の執念に呑み込まれそうになりながらも、密かに脱出の糸口を探り続けていた。しかし、ある口論をきっかけに空気が一変する。険悪なまま別れたはずのセカイは、その夜どこか不自然なほど穏やかな様子で戻ってきた。「兄さんを呼び捨ては禁止。罰として、ぎゅーな」甘ったるく距離を詰めてくる異様な態度に、ミオは思わず疑念を抱く。――こいつ、また“楽園”を使ったのか?狂気じみた執着、抗えない快楽、そして歪んだ兄弟愛。理性が溶かされていく極限状態の中で、ミオは兄の支配から逃げ切ることができるのか――。